『黒いガンダム』と云うとアニメ「機動戦士Ζガンダム」第一話のタイトルです。
ガンダムといえば白いボディーに赤青黄色のカラーリングなのですが、「Ζガンダム」第一話に登場したガンダムMk-IIは部隊カラーの紫に塗られた機体、黒いガンダムという形容が正にその通りでしたね。
紫のカラーリングは物語上の悪役感を出す為のものだったのだろうと思うのですが、兵器の類いは目立た無い事が必須です。
漆黒の宇宙空間で目立たないカラーと云えば黒か紫辺りが妥当な気がしますので当時なりに考察があってのデザインだったのかも、等と思ったり思わなかったり。
前回組み立てたガンプラ「Ex-s GANDAM」と今回の「FAZZ」が登場する『ガンダム センチネル』というシリーズは現代兵器の要素をデザインに取り込んでリアルさを考察、追及した事が大きな特徴だと言われています。
未来の超兵器に現代の要素を組み込むなど愚かだ、といった議論もあったそうですが現代的な要素が現実感を増大させた事は間違いないと思います。
リメイクされた「宇宙戦艦ヤマト」もこの手法を用いて再構成された様に感じます、人にとって生を感じる事はとても大切なポイントだと思います。
さて『FAZZ』君ですが、白い強化装甲を外すと灰色一色の本体が出てきます。
モノトーン単色のアニメキャラクターは商業的に珍しいのではと思いますが、現代兵器は艦船も戦闘機もグレーカラーがベースです。
目立た無い色は未来もそうは変わらないと思いますので、ガンダムも兵器としてはこんなカラーリングが本当は正解なのでしょうね!